会計が10万以上でも必ず現金で支払っていた

実際に店に入ると、スタッフとそこで働くエキゾチックなフィリピーナが立ち上がって店名を連呼しながら客を迎え入れるのだから、その営業スタイルはさながら一昔前の歌舞伎町にあるホストクラブを思わせる。

「内装も金色をモチーフとしており豪華絢爛。個室カラオケが完備されたVIPルームも多く、日本人駐在員の利用率も高い。ワンセット90分で料金は2人で来店して女性にドリンクを振る舞うと1万ペソ(約2万4500円)ほど。都内で言えばガールズバーの価格帯です」(同)

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一味の弁護を担当していたリコ弁護士

それでありながら、“パイタッチ”や“ディープキス”といった情熱的なサービスが受けられるのだから、官能的というほかあるまい。そんな店で渡邉らが見せていたのは冷酷無比な強盗団とは異なる顔だったという。
Mの関係者が続ける。

「渡邉や小島は店に来ると、まずはテキーラをボトルで2本注文。テキーラを注文していたのは女の子へのドリンクバック率が良かったからだと思います」

実際にMで1杯350ペソのテキーラを頼むと女の子へ200ペソが還元される仕組みだ。

「小島は半袖、短パンにビーサンという出で立ちで店によく現れては腕に入った入れ墨を見せびらかし、さながら中国マフィアのようでした。しかし、一気飲みやアフターを求めることはなかったそうです。渡邉も常にスーツや長袖を着ていて、駐在員と見紛うほどだった」(同)

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現地のニュースで報道された渡邉容疑者と小島容疑者

あたかもインテリヤクザを気取っていたということか。だが、彼らにはある不審点があったとMの関係者はいう。

「多いときは週に3回。それも20時から閉店時間となる2時まで店に居座っていた一味ですが、お会計は必ず現金でした。それだけ豪遊すれば4人で来たとしてもセット代だけで5万6000ペソ(約13万7000円)はする。駐在員であればカードで支払うのが普通です。それが、彼らは1000ペソが300枚から400枚は入ったカバンから現金を取り出しキャッシュで払う。また、気に入った女の子には札束にモノを言わせたプレゼント攻勢を仕掛けていました」