かつては強固だった闇バイトと中国人の関係

関東各地や西日本で相次ぐ同様の手口による強盗事件や窃盗事件では、すでに8都道府県、14の事件で全国各地に住む10代~30代の30人以上の被疑者が逮捕されている。そのほとんどはSNSの「闇バイト」の”求人”を通じて応募し、犯罪者となってしまった。

「中国人は信用できない」…暴力団員が語る“タタキ”と“闇バイト”の実状。かつては殺人の実行犯まで請け負っていた中国人に代わって、日本人が重用されるようになった理由_1
※画像はイメージです
すべての画像を見る

高額な報酬を提示して犯罪の実行役を募る闇バイトだが、暴力団や半グレとの関係はどのようなものなのか。

「闇バイトの募集は昔からあったが、SNSがなかった頃は人づてに集めていた。ヤバい仕事には一時期、金に困っている中国人をよく手配した。ヤツらは安く雇えて集めやすかった」

そう話すのは暴力団関係者Y氏だ。連続強盗事件で“タタキ”(強盗)の募集が表沙汰になり、世間に衝撃を与えているが、昔は殺人の実行犯までをも探したというのだ。