電気調理器具を新たに揃えたのも、寒さ対策の一環

最後にご紹介したいのが、調理用具である。

これまでの車中泊旅では、お湯を沸かしたりちょっとした調理をしたりする際は、アウトドア用のコンパクトバーナーを使っていた。
しかし、裸の火が出るガスバーナーは危険を伴うため、車内での使用時は防火に最新の注意を払ったうえ、換気のために窓や後部のハッチを開けておかなければならない。

夏や秋の旅はそれでいいのだが、今回は冬なので、できるだけ窓は開けたくないではないか。
そこで用意したのが、ふたつのソロキャンプ用電気調理器具だ。

まるで水筒のように見えるが、こちらは一回300ccほどの水を沸かすことができる、一人用電気ケトル。
Focustarというメーカーの「電気ケトル ポータブル トラベル」という商品で、税込3141円だった。

真冬の車中泊旅用に買って良かった防寒グッズあれこれ……断熱シェード、電気毛布、ソロ調理家電等_16
水筒のような電気ケトル
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スイッチを入れて数分で沸騰する

これを使ってお湯を沸かし、熱いお茶やスープを飲むと体の内側から温まってとても助かった。

もうひとつの電気調理器具は、一人用グリルセット。
フルタックの「ちょこっと家電 おひとり様グリル鍋」という商品で、税込2400円だった。
直径約12cmのごく小さなサイズながら、グリルプレートと鍋がセットになっている優れもの。

今回の旅ではたった一度、プレートを使って肉を焼いただけだったが、窓を開けることなく、車内で熱々の料理を作れるのは実にありがたかった。

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新規導入した「ちょこっと家電」
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グリルプレートにアルミホイルを敷いて肉を焼いた
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ちなみに、IH調理器も検討したのだが、IHは小型のものでも消費電力が大きく、僕のポータブルバッテリーでは満足に使えそうになかったので諦めた。
大型のポータブルバッテリーを持っている人だったら、車中泊にはIHが便利かもしれない。

これだけ準備をして臨んでも、やっぱり寒いときは寒かったのだが、なんとか我慢できる範囲に収まり、途中で切り上げることなく11日間の冬旅をまっとうすることができた。
多少の苦労はあった方が旅は思い出に残るものなので、ちょうどいい塩梅だったのかもしれない。

以上ですキャップ。

僕の車中泊旅は、まだまだ続きます。

写真・文/佐藤誠二朗

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