「予選と決勝のウケ方が違い過ぎて…」
——決勝の出番順は前回、2019年に初出場したときに続いて、また2番目でした。やはりトップよりはいいにせよ、2番目も避けたいところですよね。
岸 嫌でしたね。
青山 でも、僕らが初めて出たとき、トップバッターのうるとらブギーズさんが2位通過でファイナルラウンドに進んでいるんですよ。最終的に2位になって。
――ただ、2017年に上位3組がファイナルラウンドに進む現行方式に改められてから、22年も含めると過去6年で、1、2番手でトップ3に残ったのは、そのうるとらブギーズが唯一なんです。3番手だと、ファイナル進出者は過去2組いるのですが。
青山 そうなんだ、うるとらブギーズさんだけなんだ……。
——今大会は80点台が全体を通して1回しか出ないなど、かつてないほどの高レベルな争いになりました。ネルソンズもオール90点台で、点数は466点。まだ2組を終えた段階とはいえ、その時点でトップに立ちました。
青山 ムード的に、この点数じゃ越されるだろうなとは思ったよね。ここから、まだまだいい点が出るんだろうな、と。
――手応え自体は、どうだったのですか。
和田 ウケてないわけじゃないんですけど、みんなウケてたんで。
岸 誰もスベッてない。
——いろいろな方が、同じような感想を漏らしていました。
和田 予選と決勝のウケ方が違い過ぎて、ちょっと戸惑いましたね。決勝は軽いフリみたいなところで、拍手が起こるので。「いや、そこ違うんだけどな……」って思いながら。僕もそうなんですけど、いぬとか、ビスブラ(ビスケットブラザーズ)とか、キャラクターが強いコント師は、しゃべっただけで拍手が起こるんですよ。