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「言いたくないですけど、僕らの笑いの取り方って…」

「自分たちの必勝パターンだけでは勝てない」ネルソンズが語る、常連組が賞レースで勝つ難しさ_1
ネルソンズ。吉本東京所属。2010年結成。青山フォール勝ち(中央)、和田まんじゅう(左)、岸健之助(右)はNSC東京校14期生出身
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――6番手のや団に抜かれるまでは暫定1位を守っていましたが、そこから7番手のコットン、8番手のビスケットブラザーズと立て続けに抜かれ、最終的には4位と、あと1歩のところでファイナルステージ進出を逃してしまいました。

和田 まあ、そうだろうなっていう感じでしたね。

岸 よくそこまで粘ったな、と。

――大会を終えたときは、率直なところ、どんな気持ちでしたか。

青山 頭を抱えました。これでもダメだったか……と。来年、どうしようって。本音を言えば、僕らは芸歴的にはだいぶきついんですよ。もう12年目ですから。決勝行って思いましたもん。俺らの芸歴、上から数えた方が早いんだ、って。今回獲らなかったら相当苦しくなるなという自覚はあったんです。

和田 これ、あんまり言いたくないんですけど、僕らの笑いの取り方って1つのパターンしかないんですよ。僕が追い込まれて追い込まれて、何を言うかみたいな。今回、そのパターンをとことん突き詰めた。もうマックスだと思うんです。

——それが武器なわけですよね。

和田 でも、さすがにもう無理だと思います。このパターンではこれ以上ウケない。

青山 来年も(決勝に)出ようと思ったら、新しい形を見つけないと難しいでしょうね。それは実感としてあります。な、岸。

岸 はい。

和田 このパターンでもう10年以上やってきてるんで、それ以外のパターンとなると、そう簡単にはできないと思います。