マスクをしながらのスポーツは現実的ではない
大阪在住の40代自営業の男性は、サッカー教室に通わせている子どもが心配だという。
「もう1年以上前からプレー中はマスクをしなくなっています。接触プレーやセットプレーでは密集するので、やはり気になります」
これについては、「ウィズコロナの時代」として受け入れることだと考えるべきなのか。
「マスクをしながらの運動など、もはや現実的ではないでしょう。新型コロナが呼吸器の感染症である以上、感染のリスクをゼロにすることは難しい。子どもはもう元気に遊ばせて、体調が悪くなったときはきちんと自己申告する、というほうがよいと思います」(清益医師)
新型コロナは感染者の8割は軽症だが、死亡率はインフルエンザよりも高い。とはいえ、インフルエンザも毎年多くの死者を出す疾患だ。どちらも甘く見ず、きちんと予防することが何より重要だろう。
取材・文/神保順紀 集英社オンライン編集部ニュース班