韓国でトップになれば世界でトップになれる
その韓国の勢いを象徴するような存在が、配信前は役柄の情報がかなり制限されていた、個性の強いギャングスターを演じるホ・ソンテでしょう。Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』で強烈な存在感を発揮したソンテは、今や国際的に知名度のある韓国のスターのひとり。
大手企業の会社員から35歳で俳優に転向し、約10年で世界同時配信の大作や映画に出演している現状について、個別インタビューでは「韓国でトップになれば、世界のトップになれる」ことを実感していると語り、そうした機会に恵まれたことに感謝していました。
現実として、『イカゲーム』の主演で世界から注目を浴びたイ・ジョンジェは、『スター・ウォーズ』の実写ドラマシリーズ『The Acolyte(原題)』(2023)に出演。またドラマ『梨泰院クラス』(2020)のパク・ソジュンは、来年公開のMCU映画『ザ・マーベルズ(原題)/The Marvels』(2023)でハリウッドデビューを果たすことが、イベントで発表されました。
主人公であるチャ・ムシクの右腕ジョンパルを演じるイ・ドンフィも、インタビューの際に『イカゲーム』に言及していました。
「以前だったら、海外デビューするということは、現地に出向いて、向こうのスタッフと作業しなければいけませんでした。ところがホ・ソンテさんが出演した『イカゲーム』もそうですし、今回の『カジノ』も、韓国人のスタッフと作った韓国語の作品。それを海外のお客様にも同時にお見せすることができるようになりました。本当に一瞬にして、全ての壁を越えてしまう作品に出演できることは、私にとって初めての経験。まだ実感がわかないです」