謎のゲームに注がれる謎の技術!
RTA in Japanでは普段目にしないような、古今東西さまざまなゲームのRTAも行われる。
そのひとつ、『クッキークリッカー』はクッキーの量産が目的のゲームだ。操作はシンプルで、画面上のクッキーをクリックすると、クッキーが1枚焼ける。作ったクッキーを消費して設備投資すると生産ペースを加速でき、クッキーがもらえるボーナスタイムなどもある。
「『クッキークリッカー』では4人のプレイヤーによる、100万枚生産レースを開催します。誰が一番早く100万枚焼けるかを競うのですが、設備投資を行うタイミングはもちろん、純粋なクリック力が勝敗を分けます。手を痙攣させてクリックをするプレイヤー、マウスを裏側から叩いた振動でクリックするプレイヤーなど、あの手この手で連打する様子が見れるでしょう」(中島氏)
「試合は1対1の勝ち抜き形式で、1試合ごとに20分のインターバルを設けています。というのも、さすがに連続でやると手が疲れるので無理、と選手から要望があったんです。おそらく冷やしたり、ストレッチしたりするのでしょうが、そういった休憩時間の使い方にも注目ですね」(中村氏)
また、『バーガーバーガー』というハンバーガーショップ経営シミュレーションゲームのRTAも行われる。こちらはメニューの開発や設備投資などを通じて利益を伸ばし、店舗数を増やしていく趣旨のゲームなのだが、RTAでは法外な値段の単品バーガーと若干割安なセット商品の2種類のみを展開し、セット商品に客を誘導して稼いでいく。