謎のゲームに注がれる謎の技術!

RTA in Japanでは普段目にしないような、古今東西さまざまなゲームのRTAも行われる。

そのひとつ、『クッキークリッカー』はクッキーの量産が目的のゲームだ。操作はシンプルで、画面上のクッキーをクリックすると、クッキーが1枚焼ける。作ったクッキーを消費して設備投資すると生産ペースを加速でき、クッキーがもらえるボーナスタイムなどもある。

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『クッキークリッカー』はWebブラウザなどで誰でもプレイ可能。画面左のクッキーをクリックすることでクッキーを焼き、設備投資は画面右側の一覧から行う。なお、30分程度プレイするだけでも9.1CpS(クッキー毎秒)の生産ペースを実現できる

「『クッキークリッカー』では4人のプレイヤーによる、100万枚生産レースを開催します。誰が一番早く100万枚焼けるかを競うのですが、設備投資を行うタイミングはもちろん、純粋なクリック力が勝敗を分けます。手を痙攣させてクリックをするプレイヤー、マウスを裏側から叩いた振動でクリックするプレイヤーなど、あの手この手で連打する様子が見れるでしょう」(中島氏)

「試合は1対1の勝ち抜き形式で、1試合ごとに20分のインターバルを設けています。というのも、さすがに連続でやると手が疲れるので無理、と選手から要望があったんです。おそらく冷やしたり、ストレッチしたりするのでしょうが、そういった休憩時間の使い方にも注目ですね」(中村氏)

また、『バーガーバーガー』というハンバーガーショップ経営シミュレーションゲームのRTAも行われる。こちらはメニューの開発や設備投資などを通じて利益を伸ばし、店舗数を増やしていく趣旨のゲームなのだが、RTAでは法外な値段の単品バーガーと若干割安なセット商品の2種類のみを展開し、セット商品に客を誘導して稼いでいく。