江頭2:50から「お前の水着臭えな!」
2007年の年末番組では、いつもの水着姿なのに極寒の雪山で「いっぱいおっぱいチェリー☆パイ」を2008回繰り返し、「ラジかるッ!」(日本テレビ系)のレギュラー出演権をゲットした。
「基本、ネタ番組からは『服を着てください。水着ネタは封印して』と言われるばかりで。でも『ラジかるッ!』は生放送だから、ギリギリですよと言われつつ、ひとバズりすることが出来ました。きっとクレームもたくさんあったんでしょうけれど。
でも、芸人だけで生活できるっていう稼ぎにはいかなかったんですよね……。テレビ番組は一本1~3万円くらいだし、ライブは1日に2ステージこなしてもギャラ1000円とか。交通費がその日のギャラを超えてくることもしょっちゅうでした。水着をほとんど持ってなかったから、3日連続で同じのを着続けるなんてこともザラで、江頭2:50さんに『お前の水着、臭えな!』って言われたこともありました。お返しに江頭さんのタイツを嗅ぎ、『クサっ!』ってやったけど、実際の江頭さんは柔軟剤のすごくいい香りがしていました。
ちなみに私は昔から貧乏だったからぬか漬けを作ってたんですよ。ぬか漬けなら野菜の芯も皮もあますところなく食べられるから。のちのちマイスターになるとは思ってなかったですけれどね。
貧乏時代には、『クワバタオハラ』の小原正子さんが六本木で経営していたバー、モナリザでバイトさせてもらっていました。朝までバーで働いて、そのあと従業員全員が小原さんにすしざんまいに連れていっていただいたりもして。時折厳しく言われたりしたこともあったけど、いま思うとあのときに色々教わってありがたかったなぁ、と。芸能界で活かせること、たっくさん学びました」
――水着姿に軽妙なトーク力があれば最強ですね。モテてしょうがなかったのでは?
「これが全っ然! パイパイ言いすぎですよね。逆に軽く見られすぎてヘンな男しか近づいてこなかったもので、30代はずーっと相手いなくて。
家庭的に思われようと、合コンにお手製のぬか漬け持って行ってドン引きされたこともありますよ。今考えたら重いですよね、『一生わたしのぬか漬け食べてください』ってアピールみたいだし(笑)。