10位はW杯ドイツ戦後に登場したあのワード
年末恒例、“今年の世相”を反映した言葉を選ぶ「2022ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10が発表された。年間大賞に選出されたのは、プロ野球で令和初の三冠王に輝いた東京ヤクルトスワローズの村上宗隆の活躍を表した「村神様」。
そのほかでは、「キーウ」「きつねダンス」「国葬儀」「宗教2世」「知らんけど」「スマホショルダー」「てまえどり」「Yakult(ヤクルト1000)」「悪い円安」などがランクインした。
この流行語大賞を巡っては、これまでにもSNSなどでは「本当に流行語なのか?」「誰が使っているのか?」といった突っ込みも毎回噴出……。そこでこうした論争に終止符を打つべく、集英社オンラインでは、巷の“リアルな声”を拾ってみた。
果たして、ランキング1位を獲得したのは?
今回は、「あなたが思う“ホントの2022年流行語”は?」と題して、2022年11月22日から11月30日にかけて行ったネット投票に加え、12月1日~3日にかけて渋谷、秋葉原、新橋で街頭調査を実施。16歳から60歳までの幅広い年齢層から300票もの投票が集まった。
では、さっそく「あなたが思う“ホントの2022年流行語”ベスト10」の順位を見ていこう!
(※10位が同率のため11ワードのランクインとなります)
10位「ドーハの歓喜」 8票
本家の流行語大賞では選考期間に間に合わなかったのであろう「ドーハの歓喜」。サッカーW杯カタール大会の日本代表が、初戦で強豪ドイツに2-1で逆転勝ちした際、1993年の「ドーハの悲劇」を踏まえ、その対義として生み出された。回答したのは「ドーハの悲劇」を実際に体感していた40代~50代が多かった。
「直近過ぎるかもしれませんが大ニュースですよね。日本中が喜んでいるし、世代的に『ドーハの悲劇』が頭にあったんで、『ドーハの歓喜』は素晴らしい言葉だと思います」(42歳男性・自営業)
「絶対に負けると思っていたので試合を見ていなくて、勝った瞬間、みんなで喜び合えなかったのは悔しいです」(40代男性・会社員)
「なんとか頑張って朝早くから試合を見ていたおかげで、日中の仕事はウトウトです。それでもリアルタイムであの興奮を味わえたのは何にも代え難い喜びですね」(40代男性・会社員)
10位「きつねダンス」8票
同率10位は、「2022ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10にも入った「きつねダンス」。こちらは、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのチアリーディングチーム「ファイターズガール」が、ホームゲームでのイニング間に“耳カチューシャ”と“しっぽ”を付けてパフォーマンスするダンスのことで、ノルウェー在住の兄弟ユニットYlvis(イルヴィス)の原曲「The FOX」も耳馴染みがよく、人気を集めている。
「自分はアイドルファンなんですが、たくさんのアイドルがきつねダンスの投稿をしていたり、乃木坂46のメンバーが踊っていたりと、目にすることが多かったです」(21歳男性・会社員)
「TikTokやInstagramでよく見たし、学校で踊っている人もいます。たまにテレビなんかで、間違えて踊る大人を見るのもかわいくて面白いです」(17歳女性・高校生)
「私は野球好きなんで早くから知っていましたよ。若い子にも話を合わせられるし『なんで知っているんですか??』『振りまでわかるんですか!?』って驚いてもらえてうれしいです」(48歳男性・会社員)