基本的に「僕を信じるのは間違ってます」

――本の中では「僕を専門家扱いして、『ひろゆきが言ってたんだから間違いない』と、エビデンスのように使われると、かなりマズい」と書いています。

まず人間がエビデンスにならないことをわかってないといけない。

大学に行けば論文を書くと思うんですが、客観的な実験や証拠を集めて、事実はこうですというのが論文で、大学の先生も「論文を書くときはちゃんと証拠を出さないと学会に信じてもらえない」と教える。なので「人」が証拠(エビデンス)にならないことは大学を卒業していれば、みんなわかってるはずなんですよね。

たとえばNHKで報道されていたものは、ある程度、嘘をつかない人たちが嘘をつかない媒体で流しているから、それなりに真実性が高い。ただ「真実性が高い」というのと「エビデンス」、つまり100%正しいというところをごっちゃにしている、その区別がついてない人が多い気がするんですけど。

――なるほど。ただ、ひろゆきさんを信頼し、発言をエビデンスと捉える人は増えているのではないでしょうか。

まず、僕の話をちゃんと聞いている人であればそうならないはずなんですよね。僕は基本的に間違ったことも言うし、おかしなことも言うし、今みたいに人を信じるべきではないっていうのは、ビールを飲みながらダラダラ配信で言ってたりするので。

そういう意味でいくと、僕の話を聞いてない人が「ひろゆきがどうこう」って言ってるだけな気がするんですよね。僕が出している本でも、基本的に「僕を信じるのは間違ってます」って話も書いてある。だからそれを見ないで「ひろゆきがこう言ってる」と持ち出してくるというのは、何か文字が読めないのか、言葉が聞けないのかどっちなのかなと。