保育士さんのおっぱいを……
5歳の息子は保育園のナツキ先生が大好き。ある日、家に帰ってくるなり、「今日ナツキ先生のおっぱいモミモミした♪」と嬉しそうに話してくれました……。
先生はどんな気分だったと思いますか? びっくりして何もできなかったのかもしれません。保護者や他の先生の手前、あからさまに子どものイタズラを拒否することができなかったのかもしれません。
おっぱいをモミモミすることは、間違いなく痴漢と同じ行為で、子どもだからといって許されません! 親がその事実を知ったのなら、子どものために、そして先生のために、行動しましょう。きちんと謝罪をする姿を見せてください。子どもは親の本気を見ています。そして、「水着ゾーン」という言葉を使って、「自分以外の人の胸を触ってはいけない」ことを理解させましょう。
先生だけではありません。お友達の胸を触ってしまったら、それこそ大事件! 幼い我が子が「加害者」にならないためにも、親の声掛けがとっても大切なのです。
性教育アドバイザーとして全国の保護者の声に耳を傾けると、本当にさまざまな性のお悩みに出会います。
「あるある! それはみんな経験していることだから悩まないで 」ということもあれば、「おっ新ネタ来ました! さてこれは腕が鳴るぞ」というエピソードまで、みなさん赤裸々に、ときに涙しながら語ってくださいます。
私はそこに、親からお子さんへの大きな「愛」を感じて、いつもとても幸せな気持ちにさせてもらっています。もしみなさんにお会いできる機会があれば、そんな「愛」のお話、ぜひ聞かせてくださいね。