地続きのヨーロッパだからこそわかる各国の個性
ヨーロッパをバイクで走ることで見えた景色、その中でなにを感じ走っていたのだろうか。
「気づいたのは、ヨーロッパの田舎は日本と比べてリッチということ。人が生活しているから建物がきれいですし、子供の姿を多く見かけました。人口のバランスが高齢者に突出してないから商店も現役。日本一周の時は、山間部の村は限界集落で、いずれなくなりそうな雰囲気で……」
観光地以外も場所も走るからこそ見えてくる現実は、一周系の旅ならではの醍醐味かもしれない。ところで、ヨーロッパ一周=34カ国の言葉はどうしていたのか。
「最初は『こんにちは』『ありがとう』くらいは調べてましたけど、途中から諦めましたよ(笑)。でも、こっちが伝えようとすれば理解しようとしてくれますし、困ってる人を見ると助けようとしてくれます。人間同士ですから。みんな優しいな、と毎日感じてました」
そんなコミュニケーションを通じて「国に対する偏見がなくなって、世界は人間と人間の交流」と思うようになったという。アルマさんは、旅をどうとらえているのか?
「人生です。僕は、旅をして旅人として生きていこうと決めて、フリーカメラマンになりました。だからといって、世捨て人のような旅人ではなく、“社会の人”であることは忘れずに、人生という旅を楽しみたいんですよね」
旅人アルマ(たびびとあるま)
原付で旅するクリエイター/ビデオグラファー。日本二周、ベトナム横断済。ヨーロッパ一周(34カ国)は、82日・走行距離約1万7400kmで走破した。
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