異例の大抜擢
――このたび「ヴィダルサスーン」でアンバサダーとして起用されることになりました。決まった際のご感想をお聞かせください。
素直に「えー!!!」と思いました(笑)。「私でいいんですか…?」というのが率直な感想でした。その後担当者さんが「次世代の“強い女性像”といえば安斉さんだと思い、採用しました」とおっしゃってくれて、それが本当に嬉しくて、ありがたいなと。プレッシャーもあるのですが、頑張らなきゃなと改めて感じました。
――「髪」に関してご自身でこだわりはありますか?
いろいろありますが、やっぱり「ショートヘア」でしょうか。もちろん役柄によってこれからさまざまな髪型に挑戦すると思いますが、「安斉星来といえばショートヘア」と皆さんに知っていただけたらと思うので、これからもショートヘアは続けていきたいなと思っています。
――女優としては、NTV Zドラマ「卒業式に、神谷詩子(かみやうたこ)がいない」にて山崎美月役でデビューされています。女優業に挑戦した感想を教えてください。
学園モノだったので、自然に撮影に臨むことができました。役柄に関してもクールな女の子、という感じだったので、「安斉さんそのままの感じで!」と監督に言っていただいたので、ナチュラルに演じられましたね。ただ作中にダンスをする場面があったのですが、これまでダンスはやってこなかったんですよ…。そこが難しかったですが、ダンスの先生に何時間も練習に付き合っていただいて、どうにか形になりました(笑)。
――また10月には映画『オカムロさん』への出演公開も控えています。初の映画作品、出演してみていかがでしたでしょうか?
撮影現場がすごく楽しかったんです! 『オカムロさん』はホラー映画なので、現場には小道具の生首とかが用意されているんですよ。それが本当にリアルで…。撮影自体も、携帯も通じないような山奥や廃墟に行ったりしました。ただ私は幼い頃からホラー映画なども大好きだったので、怖さも感じつつ、ワクワクしながら撮影に臨めました。作品自体はホラー要素が多いですが、エンタメやアクションの要素もあるので、ホラーファン以外の方でもとても楽しくご覧いただけると思います。
――今後こんなことに挑戦したい!など、ご自身の活動でチャレンジしてみたいことはありますか?
今後はやはりアクションに挑戦してみたいですね。元々アクション作品が大好きだったというのもありますし、自分の運動神経もきっと活かせると思うんです(笑)。とはいえ、役者としても、モデルとしても、タレントとしても、幅広く活動していきたいなと思っています。
取材・文/毛内達大 撮影/松木宏祐 ヘアメイク/相場清志 衣装は全て安斉さん私服