バンザイ寝は猫背、両ひざを立てて寝るのは腰痛が原因

姿勢3:両手をバンザイの状態で寝ている

両肩を上げて寝るのは、猫背や巻き肩の人が仰向けで寝る時になってしまう寝方の一つです。
猫背や巻き肩の人が仰向けの状態になろうとすると、肩甲骨が浮いてしまって体勢がつらいため、肩を上げて、胸を開くことで肩甲骨の接地部分を多くしようとするのです。
肩甲骨が固まっているため、肩を上げることで胸の筋肉の突っ張りが取れやすくなり、仰向けで寝ていても楽になるので、この寝方になってしまうのです。
NGな寝方ということではないのですが、寝ている間に腕や肩に負担がかかることがあるので、気がつくと、姿勢2のように肩を巻き込んで寝ている姿勢に変わっていることがあります。
この寝方をする人は普段から猫背や巻き肩であることを自覚しましょう。


姿勢4:両ひざを立てて寝ている

寝る時に両ひざを立ててしまう人は、腰痛や反り腰の場合が多いです。
腰痛の人にとって、寝ている時の痛みでつらいのは、仰向けで足を伸ばした姿勢の時の痛みです。
足を伸ばすことで骨盤が引っ張られてしまい、腰に痛みを引き起こします。そのため、足を伸ばせずひざを立てることで腰が楽になるため、このような寝方になってしまいます。
ただし、この状態でずっと寝ることができないため、最終的に両ひざを倒して寝たり、横向きでひざを曲げていたりする場合が多いです。

最初から、両ひざを寝かした状態になる人は、両方とも骨盤の位置がずれていたり、ガニ股で歩くくせがあったり、O脚ぎみだったりする場合も。
いずれにしても、普段から腰痛や反り腰になっている人特有の寝方で、疲れがとれにくい傾向にあります。