そのほかにも新機能はいっぱい
ここまで主に目玉の新機能を見てきましたが、watchOS 9にはそのほかにもたくさんのアップデートが行われています。ここでは、個人的に特に便利だった機能を5つ紹介しましょう。
1つ目は、通知が再設計されたこと。Apple Watch使用中は新しい細いバナーで通知が表示されるので、集中力が妨げられずに通知を確認できます。
2つ目は、Dockが再設計され、使用中のアプリがほかのアプリより優先されて表示されるようになったこと。再度ボタンを押すことでこれまでよりもより簡単に素早く戻れるようになっています。
3つ目は、Apple Watch Series 7のQWERTY配列のキーボードに日本語が追加されたこと。これで音声入力に頼らず、日本語でキーボード入力が行えます。
4つ目は、「カレンダー」アプリで新しいイベントを作成できるようになったこと。これまではiPhoneのカレンダーの内容を表示するだけでしたが、Apple Watch上で作成できたり、予定を動かしたりできるのは大変便利です。
5つ目は、新しい「クイックアクション」が追加されたこと。ダブルピンチジェスチャを行うと電話の応答や終了ができたり、写真の撮影ができたり、ワークアウトの開始や一時停止が行えたりなど、指のジェスチャによってApple Watchの操作をさらにコントロールできます。
ここまでwatchOS 9のファーストインプレッションをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。watchOS 9のパブリークベータ版は「Apple Beta Software Program」に登録することで誰でも無料で入手することができます。
現時点では商用リリースではないため、エラーや不具合が発生したり正しく機能しなかったりする可能性がある点には注意が必要ですが、自分でも使ってみたい!と思った方はぜひ試してみてください。なお、watchOS 9が対応するApple Watchのモデルは、Apple Watch Series 4、5、6、7、SEです。
※本記事で掲載している画像は開発途中のものですので、今後変更される可能性があります。
文/水川歩