膣カンジダ予防に有効なソープが誕生
3つの膣カンジダ予防策を紹介したが、膣カンジダにも“有効”とされる特許成分を配合した泡ソープ「Pubicare Organic(ピュビケア オーガニック)フェミニン メディソープ」が2022年6月30日(木)に発売される。
その成分とは「ホロトキシン含有エキス」。なんと海に生息する、あの「ナマコ(マナマコ)」に含まれる成分で、真菌(カビ)のみを除菌し、常在菌を殺さないことから、膣カンジダ症の不快な症状を“軽減”し、“予防”することを目的に生まれた。
この「症状を軽減する」という点が、何よりも画期的。デリケートゾーンは“ケア(Care)”だけではなく、“キュア(Cure)”できる時代になったのだ。
昨今、さまざまなフェムテック商品(女性の健康課題をテクノロジーで解決する製品やプロダクト)が誕生しているが、「ホロトキシン含有エキス」が配合されているものは他にはない。日本では初配合の製品だ。
高機能ナマコ製品の研究開発を行う矢野明(博士(理学))も「ガンをはじめさまざまなリスク要因として知られるカンジダを抑制する製品は、健康維持・増進に大いに役立つと期待している」とコメントを寄せている。
「ケアをしている=病気にならない」わけじゃない
ただ、気をつけたいのは、「ケアをしているから、病気にならないわけではない」ということ。
「ケアはあくまで可能性を下げられる”予防”としての策の一つであり、膣カンジダなどの病気に必ずしもならないわけではないので、そこを誤解しないようにはしてほしい」と海老根先生は言う。
デリケートゾーンをケアすることは大事だが、清潔にしていれば膣カンジダになりづらいというデータがあるわけではない。
「膣内はとにかく常在菌が強いことが良い環境」とされており、デリケートゾーンを洗わない方が良い(洗いすぎると常在菌が流されてしまうため)という考え方もあるので、「ケアをしていれば良いわけではない」ということは、重々に伝えたいという。
膣内の環境は、あくまでも個人差があり、性交渉の有無や回数、パートナーの人数などでも常在菌の数や質が変わるので、細菌叢は人によって“違いすぎる”らしい。
そのため、全員が同じケアをすることが望ましいかどうかという議論よりも、自分自身の体の強さや体質を知ること、そしてそのために生活習慣から何ができるかを考えることが大切だ。
さまざまなフェムテック商品、デリケートゾーンケア商品が誕生しているが、それらを上手に活用しながら、それぞれがもともと持っている体のバリア機能を高めるような健やかな生活を心がけたい。
ピュビケア オーガニック フェミニン メディソープ ローズ&イランイラン
220mL ¥2,530(税込)
https://takakura.co.jp/products/1158/