「東アジアで開催すればいいのに」AFCへの疑問噴出
アジアサッカーの頂点を決める大会が、異例の延期となった。
AFCは11月3日、2027年1月7日から2月5日までサウジアラビアで開催予定だったアジアカップについて、2027年12月23日から2028年1月21日に日程を変更すると発表した。新日程は国際サッカー連盟(FIFA)の承認を経て正式決定する。
延期の背景にあるのは、サウジアラビアを含む中東地域の安全保障環境の悪化だ。同国では10月に首都リヤドの国際空港が攻撃を受け、ロイター通信によると少なくとも12人が死亡、300人以上が負傷した。
AFCは地域情勢の変化に伴う物流上の問題や渡航への影響を挙げ、参加チームや観客、関係者の安全を守るために延期が必要だったと説明している。
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長も、選手やスタッフ、サポーターらの安全を第一に考えたAFCの判断を尊重するとのコメントを発表した。
選手や観客の命を守ることが最優先なのは言うまでもない。しかし、疑問が残るのは、大会を約1年延期する一方、開催国はサウジアラビアのまま維持するという点だ。
こうした決定にはSNSでも不満の声にが上がっている。
「アジアカップが1年延期。東アジアで開催すればいいのに」
「アジアカップ延期されたとて、来年も開催出来ないだろうな。一年で中東情勢が回復するとは思えん。やるならせめて東アジア」
1年後に中東情勢が安定している保証はない。一方、開幕まで数カ月という段階で開催国を変更するとなれば、競技場や宿泊施設、警備、放映権など、膨大な調整が必要になる。
「EWC(eスポーツワールドカップ)といいもう中東でやるのやめて欲しい」
こんな厳しい意見もあるが、中東全体を国際大会の開催に不向きな地域と決めつけることはできない。
それでも、なぜ開催地の変更ではなく延期を選んだのか。代替開催の可能性をどこまで検討したのかも含め、AFCには丁寧な説明が求められるだろう。
一方、日本サッカー界にとって今回の延期は、必ずしも悪いことばかりではない。
特に恩恵を受ける可能性があるのが、欧州でプレーする日本代表選手たちだ。













