「森保さんはこのままノンタイトルで退任かな…」
森保監督は2019年のアジアカップで準優勝、2024年に開催された前回大会ではベスト8に終わっており、監督としてアジア王座を手にしていない。
当初の計画では、次のアジアカップが森保ジャパンの集大成となるはずだった。しかし延期によって、アジア制覇を花道に退任するという青写真が揺らいでいる。
しかも、新日程にはもう一つ厄介な問題がある。
2028年1月4日から22日に予定されている、ロサンゼルス五輪のアジア予選を兼ねたU-23アジアカップが日本で開催される予定だ。
A代表のアジアカップとは、1月4日から21日までの18日間が重複する。
仮に大岩監督が両代表を兼任する体制が維持された場合、二つの大会を同時に現場で指揮することはできない。監督代行を置くのか、役割を分担するのか。JFAは難しい判断を迫られることになる。
さらに、五輪世代でありながらA代表でも活躍する選手については、どちらの大会に招集するのかという問題も浮上する。
今回の延期は、単に一つの大会が先延ばしになったという話ではない。日本代表の監督人事や五輪世代の強化、欧州クラブとの選手招集をめぐる調整にまで影響を及ぼす決定なのだ。
安全を守るための延期は理解できる。しかし、その結果生じる負担を誰が引き受け、どう解決するのか。
AFCには、開催国を維持した判断の根拠を説明するとともに、各国の代表チームや選手たちへの影響を最小限に抑える対応が求められる。
取材・文/集英社オンライン編集部













