横浜市では「お迎え前の行動について市として基準はありません」
一方、神奈川県横浜市では、お迎え前の行動について基準を設けていないという。
同市の金沢区移住・定住サイト「カナスタ」には、仕事と子育てを両立する区内在住者へのインタビューが掲載されている。
2人の子どもを育てながら働く女性は、金沢区での暮らしについて、「仕事から保育園に行くまでの間に、いろんなところに商業施設があるので、買い物してから子どもたちを迎えに行って、そのまま公園で遊ぶという生活ができています」と語っている。買い物に限らず、区役所での手続きも、お迎え前に済ませられるという。
横浜市の担当者は、次のように説明する。
「横浜市では、保育所等の利用に当たっての個々の送迎の状況や、お迎え前の行動について、市として基準はありません。
保育所等は、子どもの安全確保や健やかな育ちを支えるとともに、保護者の就労と子育ての両立を支援する役割を担っていますので、保護者の事情や子どもの状況をふまえながら、保護者と保育所等が相互に理解し協力していくことが重要であると考えています」
送迎の負担を軽減するため、新たなシステムを導入した自治体もある。
関東地方のある自治体では、駅前の拠点と市内の指定保育所をバスで結ぶ「送迎保育ステーション」を導入。保護者が保育所まで直接送迎しなくても、子どもが登園・降園できる仕組みだ。
担当者によると、導入のきっかけは待機児童対策だったという。
「当自治体はもともと保育所がほとんどなかったのですが、鉄道路線の開通に伴って新しい駅の周辺に人が集まりました。保育所も新設していたのですが、それだけでは需要をまかなえず、駅から離れた既存の保育所に子どもを送ることで待機児童対策になるとして、送迎保育ステーションを開設しました」
2000年代から始まった取り組みで、現在の登録者は100名ほど。その8割ほどが毎月利用しているという。
今後については「保護者が自分で送迎できる園が一番なので、皆様が希望の園に入れることを目指しています」と話す。













