57歳のサラリーマンが、スーツ姿で宙吊りに
全身にタトゥーや身体改造を施し、自らもバーを営むメジルシ髙倉が、読者の悩みに答える新連載「メジルシ髙倉の人生改造相談」。身体を改造し続けてきた彼は、仕事や恋愛、人間関係といった人生の悩みに、どんな答えを出すのか。
──初回は、45歳の会社員の方からの相談です。
【相談】
25歳で生命保険会社に入社し、20年間営業を続けてきた45歳の独身男性です。仕事帰りに通う小さなバーに憧れ、自分も店を開きたいと思うようになりました。
ただ、悩みが3つあります。まず、45歳で未経験の仕事に挑戦するのは遅すぎないか。次に収入です。見習いの時給は1500円ほどで、開業資金も必要です。そして周囲の反対。友人には「客と店に立つのは違う」と言われました。
安定した会社員生活を捨てて挑戦するべきか。それとも諦めるべきか。どう考えればいいのでしょうか。
(45歳・男性・会社員)
メジルシ髙倉(以下同) 僕もバーをやっているから、他人事じゃないですね(笑)。まず、45歳だから遅いというのは、誰が決めたんですかね。年齢によってできないことはあるでしょうけど、新しい世界に飛び込むのに期限なんてないと思うんですよ。
うちのお客さんに、57歳で初めてボディサスペンションをやった人がいるんです。背中の皮膚にフックを通して、そのフックで身体を宙吊りにするやつです。名の知れた大企業に勤める普通のサラリーマンが、背中の部分だけくり抜いたスーツを着て吊るされた(笑)。海外イベントでも大ウケでした。
──なぜ57歳で、そこまでのことを?
もともとはSMバーのお客さんで、いろいろ体験したけど、どうも合わなかった。でも、そこであきらめずにボディサスペンションをやってみたら、しっくりきた。最初からやりたいことが分かっていたわけじゃなく、試すうちに見えてきたんです。57歳でも、知らなかった面白さに出会えるんですよ。
もちろん、趣味を始めるのと仕事を変えるのは違います。でも、年齢だけを理由にあきらめる必要はない。大事なのは、本当にその仕事をやりたいのか、続けていけるのかを確かめることです。














