「前に出ない」アナウンサーの仕事と、自分が「主役になる」撮影の違い
――アナウンサーとして番組に出演するときと、ご自身が主役となる撮影では、カメラの前に立つ意識にどんな違いがありましたか。
アナウンサーとしての仕事では支えるというか、「前に出たら終わり」と思うくらい、前に出ないことを意識しています。そこに徹して、皆さんに楽しんでいただけるように最大限の努力をするのが、アナウンサーの仕事だと思っているんです。
でも、今回のように自分にフォーカスされる撮影では、自分自身が楽しむことが大事なのかなと思いました。楽しめていると表情も変わりますし、皆さんとのコミュニケーションも変わってくると思うんです。特に今回は私が楽しめてなかったら、撮影チームにも影響が出ると感じていました。
――ご自身が撮影の中心になることには、すぐに慣れましたか。
最初はやっぱり恥ずかしかったですし、「私なんかでいいのかな?」という気持ちも強かったです。
でも、3日間を通して、皆さんが褒めてくださったり、「いい写真が撮れたよ」と言ってくださったりすると、その瞬間がすごく気持ちよくて、どんどん楽しくなっていきました。
――これまでのアナウンサーとしての経験が、今回の撮影に活きたと感じる場面はありましたか。
全然、異なるお仕事でした(笑)。そもそもアナウンサーとして、写真を撮られる機会があまりなかったので、撮られ慣れていなかったんです。ポージングもよくわからない状態でした。
そんな中でスタッフの皆さんがたくさんアドバイスをしてくださいました。表情についても、一緒に写真を見返しながら「こういうほうがいいね」と話し合って、作り上げていきました。
やっぱり、そういう意味でも、アナウンサーの仕事は全然活きていないですね(笑)。ただ、皆さんと一緒に一冊を作り上げることができて、本当によかったと思います。
インタビュー後編では、山本さんが周囲に心配された“過度のダイエット経験”などについて話してもらった。
取材・文/中山洋平 撮影/藤木裕之














