西武は3人から1人に絞り込み…阪神は黄金期維持へ誰を狙う?

12球団のなかでも、今年のドラフトが特に重要になる球団として、サラリーマンスカウトさんが名前を挙げているのが西武と阪神だ。

西武は2024年の最下位、2025年の5位から、今季は79勝60敗4分けで2位に躍進した。

近年のドラフトでは野手の補強が実を結び始めている。2024年に2位で獲得した渡部聖弥、昨年1位指名した小島大河らは、早い段階で一軍の戦力となった。

一方で、投手陣には今後に向けた課題がある。

サラリーマンスカウトさんは、今年の西武の補強ポイントについて即戦力投手の獲得が重要になると見ている。

「近年指名した高校出身の若手投手も育ってきています。ただ、西口文也監督はCS敗退後、即戦力投手の獲得を希望していますし、平良海馬投手や髙橋光成投手には今オフのメジャー挑戦も報じられています」

西武は21日のスカウト会議で、1位候補を3人から1人に絞り込んだ。しかし、選手名は公表しなかった。

〈ドラフト2026〉「まさかの1位指名」はあるか? 13年ぶり12球団公言ゼロの異例事態…巨人は候補12人、西武は1人に絞り込み、ソフトバンクと中日は“157キロ右腕”を強行指名も_2

過去5年間で4度も1位指名を事前公表し、いずれも交渉権獲得につなげてきた球団だけに、今年の沈黙は興味深い。

西武が公表しなかった2024年には、宗山塁(明治大)を1位指名したものの、5球団による抽選で敗れている。

それでも今年は事前公表を見送った。単独指名を狙うのか、競合を覚悟しているのか、その判断が注目される。

一方、セ・リーグ連覇を達成した阪神も、将来のチーム編成を考える重要なドラフトとなる。

今季三冠王に輝いた佐藤輝明にはメジャー移籍の可能性も報じられており、将来的な主力流出に備える必要がある。

阪神の1位候補として渡部のほか、強打の外野手・榊原七斗(明治大)、大学生投手の鈴木泰成(青山学院大)、川尻啓人(亜細亜大)、米沢友翔(関西大)らを挙がる。

西武が躍進を継続するための補強を求められるのに対し、阪神は黄金期を維持するための指名が問われる。