1位抽選の結果で変わる2位指名…下位に眠る“原石”にも注目

ドラフトの見どころは、1位指名だけではない。

今年は各球団の事前公表がないため、1位抽選の結果によって2巡目以降の指名計画が大きく変わる可能性がある。

2巡目はレギュラーシーズンの下位球団から指名する仕組みで、今年は楽天、中日、ロッテ、ヤクルト、オリックス、広島、日本ハム、DeNA、西武、巨人、ソフトバンク、阪神の順番だ。

特に楽天や中日など、早い順位で指名できる球団が誰を選ぶのかによって、その後の指名にも影響が及ぶ。

一方、全国的な知名度は高くなくても、アマチュア野球の有識者が高く評価する選手もいる。

サラリーマンスカウトさんが注目する一人が、馬場拓海(日本体育大)だ。

「まず真っ先に挙げたいのは、馬場拓海(日本体育大)投手です。体をひねる動きを加えたサイドスロー系の変則フォームですが、150キロを超える速球を投げ込みます」

独特のフォームから力強い直球を投げる右腕で、変則投手でありながら先発としての可能性も評価されている。

また、判断力や視野の広さを武器とする内野手の山里宝(亜細亜大)、最速153キロの生盛亜勇太(日本体育大)らも注目候補だ。

特に生盛については、好調時の能力を安定して発揮できるかが課題とされる一方、投球の最大値には高い評価がある。

大学時代の成績だけでは評価しきれない選手が、プロ入り後に能力を開花させる可能性もある。

1位指名の抽選だけでなく、中位から下位、さらには育成指名にも注目したい。

13年ぶりに1位指名の事前公表がゼロとなった2026年のドラフト会議。

競合を覚悟して有力候補を狙う球団、単独指名を目指す球団、そして誰も予想しなかった選手を選ぶ球団。

午後4時50分、12球団の未来を左右する指名が始まる。

取材・文/集英社オンライン編集部