「鳥海連志」とはどんな人間なのか

少し昔のこと、そして自分のことをふり返ろう。

僕はよく「メンタルが強い」と言われる。「なぜ、そんなに自信を持てるの?」と聞かれることも少なくない。実際、僕は「自分はなんだってできる」と思っている。

サッカーも野球もバスケットもソフトテニスもスノーボードも。やりたいことは何でもやってきた。勉強も、楽しいと思えたものや、これはがんばろうと思ったものはテストの点もよかった。自分が興味を持って本気で取り組んだことで、トライしてもできなかった、という経験は一つもないという自負もある。興味を持てたことは楽しくてワクワクするし、人はワクワクしている時に一番成長すると思うから。

海の街、長崎にある僕の原点

そんな僕の原点は、幼少時代にある。

僕は、1999年2月2日、長崎県長崎市で生まれた。

鳥海家は父と母、1歳上の兄と、僕の10年後に生まれた妹の5人家族で、みんな仲がいい。僕にとっては自慢の家族だ。

僕たちには共通の趣味がある。バスケットボールだ。父はバスケ部の選手だったし、母はバスケ部のマネジャーを務めていた。そんな両親の影響もあって、みんなで公園でバスケットをするのが家族の楽しみの一つで、その時間が、僕は大好きだった。

兄は、小学生の時からミニバスを始め、中学校、高校ではバスケ部に入った。そんな兄の試合に僕ら家族はよく応援に行ったりもした。

2014年、15歳で初出場した日本選手権 (写真/X-1)
2014年、15歳で初出場した日本選手権 (写真/X-1)

一方、僕自身はバスケットをやってはいなかった。ものごころついた時から一番身近なスポーツだったし、もちろんやりたい気持ちが少しもなかったわけではない。兄の試合を見て「かっこいいな」と憧れたりもしていた。

でも、当時の僕にとってバスケットは「見るもの」で「やるもの」ではなかった。