殺害現場のトイレ付近には地蔵や花が供えられ、今も多くの人が…
人口およそ3万人の山に囲まれた静かな町で起きた事件は、家族や地元の住民だけでなく、多くの人の心に影を落とした。結希くんが殺害された市内の公衆トイレの近隣で飲食店を営む女性が、近況について語る。
「数か月前までは色々な方が、手を合わせに来られたり献花に来られたりしていました。私が話をしたのは香港から旅行で日本に来たという若い女性で、その方は観光の合間にレンタカーでいらして手を合わせていきました。
それから名古屋から来られた夫婦の方は、結希くんと同じ歳の子どもがいるとのことで、サッカーボールと花を供えていきました。『今度は子どもも連れてきます』と言っていました。多くの人が訪れていて、改めて大きな事件だったのだと感じました」
近隣住民が続ける。
「地元の人たちが事件のことを前より話さなくなったというのはあると思います。ただ、忘れていったり、薄れていったりというのとは違います。殺害現場のトイレの裏手に今でも献花をしに来たり、ご焼香をしにくる方もいます。結希くんへの手紙が置かれていたり、お菓子や飲み物が置かれていることもあります。
トイレの前のもみじの木には結希くんを偲ぶ鈴が吊るされ、その近くには地蔵と石が置かれています。誰も事件のことを忘れてはいない。でも、ご遺族に静かに暮らしてもらいたいと思い口に出すのはやめていってます」
突然、日常から愛する家族が奪われた――。事件が親族に残した深い傷痕はいまだ癒えぬままだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













