妻と一緒にいる時に突然の職質…「そこから約2時間も出られなくなるとは思いもしませんでした」

田代さんが薬物事犯で3度目の服役を終えたのは2022年10月27日のことだった。自身のInstagramでは出所したばかりの福島刑務所の門前で「豆腐の四角を食べるともう2度と刑務所に戻らないと聞いたのでチャレンジします」と、ぶるぶると震える手で持った絹豆腐を食べ、「もう刑務所に絹(きぬ=来ぬ)」ことを誓っていた。

福島刑務所から出所した時の田代さん(田代さん公式Instagramより)
福島刑務所から出所した時の田代さん(田代さん公式Instagramより)
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そんな田代さんが職務質問を受けたのは6月17日午後の高円寺駅前だった。田代さんは「大前提として職質は忙しかったりしたら断ってもいいものだけど、疑いをかけられてもおかしくない身だし、やましいことはないから素直に真摯に応じた」と言う。だが、その職質はよくある制服警官によるものではなかった。

「私と妻で高円寺駅前の喫茶店にいて、外に出た瞬間に私服刑事3人が『警視庁から来ている者です。そこの交番でお話聞かせてくれませんか』と、その場で質問に答えて終わる雰囲気ではなかった。

僕はその前日にアパリというダルクの関連施設で、職員立会いのもと、唾液での薬物検査をして頂き、陰性をもらったばかりでした。その旨を伝えたけど譲らない。

その場にいた妻は高円寺駅前交番には入りたがらなかったので、外で待たせて僕だけ中に入りました。そこから約2時間も出られなくなるとは思いもしませんでした」

6月15日にも薬物検査の結果を自身のInstagramに投稿していた(田代さん公式Instagramより)
6月15日にも薬物検査の結果を自身のInstagramに投稿していた(田代さん公式Instagramより)

田代さんは荷物検査に応じ、腕や足などの注射の痕なども細かく見せた。さらに「ズボンを下ろしてブリーフの前後も見せた」そうだ。

「この時点で職質の域を超えてると思いました。これは僕に内偵して売人と接触してる事実があったとか、怪しい行動をしていたとか、その上でする捜査のようなものじゃないかなと。でも刑事さんたちは『未然に防ぐためです』と言う。

さらに『おしっこ出してもらってもいいですか』って。そこまでするの?って思ったけど『わかりました』と。

でも刑事さんが『ここに検査キットがないから杉並署まで車で来て下さい』と言う。さすがにこれはもう捜査でしょうと思って『それはちょっと…』と言ったのです」