最近では高校生相手に講演「とにかく薬物の最初の一歩を踏みとどまらせたい」
しかし、田代さんが“職質”を“強要”されことへの不満をInstagramに打ち明けたのに対し「前科があるから仕方がない」と厳しい意見が寄せられていることについてはどう考えているのか。
「もちろんそう思われて当然ですし、僕は何度も信じてくださった方を裏切ってきた。だから厳しい意見も重く受け止めます。
でもその一方で、『覚醒剤をやめ続ける長期マラソンに参加している』状況で、それを着々とこなしているなか、今回のように疑われると、やっぱりグッとこたえるものがあるのもわかってほしいんです。自分のInstagramでくらい、その思いを打ち明けさせてほしいと…」
2時間に及んだ職質の後、田代さんと奥さんは楽しみにしていた食事にも言いようのない思いを抱くことになった。
「妻と一緒に後で食べようとカレーを買ったんです。職質は一瞬で終わると思ってたけど、2時間もかかってしまったから、そのカレーもすっかり冷めてしまった。妻にも申し訳ないことをした」
以前に集英社オンラインが田代さんを取材した時は、覚醒剤使用時に薬物を溶かす水として特定のミネラルウォーターを使っていたことから、そのペットボトルを見ると覚醒剤を思い出すことがあると言っていた。だから見ないようにもしていると。そのあたりの感覚は今もあるのか。
「もちろんありますよ。だから見ないように避けています。こればかりはもう生涯そうだと思います。でも今日1日をやめ続ける生涯マラソンだと思っていますので。
僕は最近、高校生の子供たちにも薬物の恐ろしさを伝える講演会をしています。高校生たちにも『一度でもやると生涯その依存に付きまとわれることになる。やめたとしても生涯疑われ続ける。それでもいいか』と伝えています。とにかく薬物の最初の一歩を踏みとどまらせたい。その一心です」
田代さんは来月にも講演会の予定があるという。薬物の最初の一歩を踏みとどまらせたい。これは田代さんだからこそ言える重い言葉だ。
取材・文/河合桃子 集英社オンライン編集部ニュース班














