「刑事さんたちは『疑って申し訳なかったです』と謝ってくださいました」
杉並署に行く行かないで何回かのやり取りがあり、その結果、若い刑事が尿検査キットを杉並署に取りに行くことに。そこで15分ほど待たされ、現れたのは杉並署の組織犯罪対策課など10名の刑事らだった。
「その10名に取り囲まれて『こんなに大袈裟にやるの?』と思いました。しかも、若い刑事が肝心の尿検査キットのコップだけを持ってきて、キットそのものを忘れてきたんです。
若い刑事が目の前で先輩刑事にものすごく怒られてたので『いいですよ、待ちますから取って来てください』と再度待つことに。ここからさらに15分ほど待たされました」
ようやく尿検査開始かというと、そうではない。尿検査を行う前は様々な誓約書に署名と指での捺印をさせられるのだ。
「薬物の不使用を誓約する書面とか再出頭の約束をする書面とか4枚くらいの書面にサインして指印を捺しました。ようやく尿検査をする段階になると、蓋を開ける様子をカメラを持った刑事さんが撮影したりして。尿を採取する際も刑事が見て行なうんです。
『僕は小さいので、内緒にしてて下さいね』なんて冗談言いましたけど。これはもう完全にただの職質ではないって思いました」
尿検査の結果が出るまでは10分ほど。田代さんは「もしここまで協力して陰性結果が出たら、僕に疑いをかけたことを謝ってもらっていいか?」と刑事たちに言ったという。10分後に出た結果は「陰性」だった。
「刑事さんたちは『ご協力ありがとうございました。疑って申し訳なかったです』と約束通り謝って下さり、さらにはその場にいた刑事さんみんなと握手を交わしました」














