「また行きたい国」を聞かれたら、迷わず「日本」と答えます

――食文化の高まりが世界をつなぐ。その点について、どうお考えですか?

トルシエ 2030年、モロッコでサッカーW杯が開催されます。私はサッカーの監督として世界各地を巡り、多様な文化や食に触れてきました。私は、この機会に日本とモロッコの食文化をつなぐ場を設けたいと思っています。

コルビ トルシエさんと「伝統料理の交流の場」を東京とカサブランカ(モロッコ)で開催できないかと考えているんです。両国の料理文化を持ち寄り、お互いの食に関する理解を深め合う場を作りたいですね。

鈴木大臣 素晴らしいです。食が国と国をつなぐツールになりますね。私たちのほうでも、今年6月15日からフランス東部エビアンで開催されるG7サミットに合わせ、パリの大型店舗で日本産のお米を使ったお寿司とおにぎりを販売する予定です。日本のお米を使うことによって、その美味しさをしっかり味わっていただけると確信しています。

さまざまな議論を交わした3人
さまざまな議論を交わした3人

トルシエ それは間違いないでしょう。私は「また行きたい国はどこか」と聞かれたら、迷わず「日本」と答えます。日本食は美味しいのはもちろん、健康的で、サービスも最高です。さらに、日本以外の世界中の料理も、最も美味しく食べられるのは日本ですから。

コルビ 日本人の繊細さと正確さは料理の世界においても際立っています。食材のブランドを大切にしながら、その使い方を丁寧に学ぶ姿勢がワールドクラスの日本食を支えていると思います。

鈴木大臣 日本の本物の食材と味を世界に届けていく。おふたりのお力もお借りしながら、日本の食の底力を世界に発信し続けていきたいと思います。本日はありがとうございました!

トルシエ・コルビ ありがとうございました!

取材・文/佐久間秀実 撮影/立松尚積

鼎談の最後には、けん玉での勝負も
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■取材協力:農林水産省
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■通訳:塩田明子(上智大学外国語学部フランス語講師)