近隣からは冷ややかな声 「20年前、自分たちの校舎建て替えのときは・・・・・・」
桜蔭関係者が学園の今後を懸念するいっぽう、近隣住民もタワマン建設には桜蔭と同様反対しているかと思いきや、意外にも学校側に対して冷ややかな反応が目立つ。
桜蔭の近所に住む地元住民の男性は約20年前にあった桜蔭の校舎建て替えをこう振り返る。
「建て替え前と比べて校舎が宝生ハイツや近隣の住宅に近くなったし、高くなって圧迫感が出ました。住民は『日当たりが悪くなるので、もう少し高さを下げてほしい』などと要望したのに、桜蔭側は『法律の範囲内で建てている』と強気で、住民の要望はほとんど聞き入れられなかったんです。
それなのに宝生ハイツの建て替えには『校舎に近づきすぎる』『日当たりが悪くなる』と反対しているので、気持ちは理解しつつも正直『自業自得』と思っている住民も少なくないですよ」
昭和初期から近隣に住んでいるという別の住民も「桜蔭側の気持ちはわからなくもない」としつつ、「このあたりは、昔は富士山が見えた時代もあったけれど、高い建物もどんどんできて、街の様子は変わってきました。
宝生ハイツの建て替えだけを問題視するのも不思議ですし、今さら、都心部のこの場所に古い建物を低いまま残せというのも難しいでしょう。桜蔭が伝統を大事にしている分、少し融通が利かないところがあるのでは」と学校側の姿勢を疑問視する。
100年を超える伝統女子校と、同じく設立から100年以上にわたって能楽の伝統を受け継いできた宝生会側。令和の都心ならではの対立の行方はいかに……。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













