“可愛すぎるスタバ店員”という見られ方も影響か
安井さんの場合、単にスタバで働いていた人というだけでなく、「可愛すぎるスタバ店員」のような文脈で注目されやすい立場でもあった。そのためSNSの投稿を見る側は最初から、普通のアルバイト報告としてではなく、“話題の人物のエピソード”として受け取る。
ファンや好意的な層は「頑張っていたんだ」と応援するが、斜に構えた層は「結局、肩書きも含めて話題づくりでは」と受け止めることもある。投稿の内容が同じでも、見る側が何を投影するかで印象が大きく変わってしまうのである。
結局のところ、この投稿に賛否が起きた理由は、安井さん個人だけではなく、「スタバ店員」という肩書きが強い記号になっていることが大きい。そこでのアルバイト経験は、努力の証としても、自意識の演出としても見られうる。だからこそ、「卒業」という一言に対しても、素直に祝福する人と、どこか引っかかる人に分かれる。
今回の温度差は、安井さんの投稿内容そのものに加えて、スタバというブランドと、そこで働く人に社会が抱いている特別な視線を映し出したものだろう。
普通のカフェバイトなら流れていく一言が、スタバだと話題になる。賛否が起き、その“特別さ”の裏返しだといえる。
取材・文/集英社オンライン編集部













