「このまま死ぬのかも。私もこれまでか」とがっくりきたわ

去年9月に洞不全症候群で入院し、のちにパーキンソン病が判明。その後、療養から復帰を果たした美川さん。病気に気づいたきっかけはロサンゼルスの自宅にひとりでいる時だった。

「去年8月12日にロスのマンションに帰ってすぐ、台所で意識を失って倒れたの。倒れた瞬間は覚えてないんだけど、ものの1、2分して気がついたら膝をぶつけたらしく内出血で真っ黒になってて。

27日に帰国してすぐ、さっちゃん(小林幸子さん)に病院を紹介してもらったの。9月1日に診察してもらったら洞不全症候群(不整脈の一種)と診断され、急遽、心臓にペースメーカーを埋め込む手術をすることになりました」

美川憲一さん(写真/本人SNSより)
美川憲一さん(写真/本人SNSより)
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小林さんに紹介してもらったクリニックから、さらに大学病院を紹介してもらって転院。9月11日にペースメーカーの埋め込み手術を行なった。

「手術自体は無事に終えてホッとはしたけど、この際だから徹底的に調べてもらったんです。私自身、数年前から足がもたつく自覚があったからそれも伝えたら、お医者様が『もしかしたらパーキンソンかも』ということで検査をしました。

そうしたらパーキンソン病が判明して。さすがの私も『このまま死ぬのかも。私もこれまでか』と、ガックリきたわ」

(写真/本人SNSより)
(写真/本人SNSより)

パーキンソン病は、厚生労働省により難病に指定されている病気のひとつで、脳からの運動の指令がスムーズに伝達されず、体の動きが少しずつ不自由になる病気だ。

これまで“しぶとく生きる”をモットーにしてきた美川さんもさすがにかなり落ち込んだという。

「これまで死を恐れたことなんてなかったのよ。でも初めて死を意識したの。そうなるともう『もう歌えないのね。舞台にも立てない』なんて弱気な言葉が次々と浮かぶのよ。

そのたびに声に出して『大丈夫、大丈夫、歌えるわよ、なんのこれしき』と自分を励ましたり、悪いイメージは次々と考えないように遮断したのよ」