高波を受けてバランスを崩して転覆した?
そもそも事故はなぜ起きてしまったのか。事故原因として指摘されているのが、現場海域で発生した大波の影響だ。気象情報によると、当時、現場では波浪注意報が発表中だったとされるが、風速は4メートル、風浪は0.5メートル程度とされ、海は「大荒れ」とまではいえない状況だったという。
ただ、沖縄では2月から3月にかけては、「二月風廻り(ニンガチカジマ―イ)」と呼ばれる寒冷前線の通過に伴う強風が吹く時期でもあり、突風にあおられて急な高波が発生した可能性はある。
「浅瀬から海底が急に深くなるリーフ(礁)の切れ目では波が立ちやすい。2隻がその付近で発生した高波を受けてバランスを崩して転覆したということも考えられます。事故現場では、救助にあたっていた海保の船舶も転覆しており、当時の現場海域が波の立ちやすい条件下にあったともいえるでしょう」(同)
海保側は今後、業務上過失往来危険、業務上過失致死傷の容疑での立件を視野に捜査を進める方針だとされる。今後は、船を出した団体や学校の管理責任も問われることになる。













