細木数子の勧めで中学時代からお見合い、19歳で結婚・出産
――かおりさんは細木数子さんのお膳立てで中学時代からお見合いをされ、19歳で結婚されていますよね。そうした背景にも、お母様の教えや価値観が影響していたんでしょうか。
それはもうめちゃくちゃ影響受けましたね。母はかねてから「地位とかお金は手にしたけど、何が一番大切か振り返ったとき、家庭を持って出産して、子育てするということを、できるならすべきだった」とよく言っていたので。
――そうした思いから、かおりさんには「早いうちに結婚を」と、お見合いをお膳立てされたんでしょうか?
そうですね。私が学生時代の当時は、徐々に女性のキャリア進出が叫ばれ始めていましたが、それでも母は「仕事は自分さえやる気になれば、いつからでもスタートを切れる。でも子どもを産んで育てるってことはそうはいかない。今しかできないことってあるよ」って。
――実際、同級生の反応は?
「何考えてるの?」「血迷ったの?」って感じでした(笑)。でも「ばぁば」(細木数子)のことをよく知る親友は「まぁ、ばぁばだったらやりかねない」「ばぁばがそこまで本気出したら、もう逃げられないね」って感じでしたね。
――今の旦那様とはどう出会ったんですか?
私が中学3年生のとき、大学生の彼とお見合いして、私が短大1年の19歳、彼が社会人になった25歳のときに結婚しました。
――結婚後にすぐお子さんも生まれていますが、19歳で始まった結婚生活はどのような日々でしたか。
当時はすごく孤独を感じてました。19歳って周りはまだ学生で、自分で稼いだお金で海外旅行に行ったりしてて、すごくキラキラして見えた。それに比べて私は一人、43平米の狭いアパートでまだ言葉が通じない子どもとだけ会話してて…社会から見放されたような、「これで良かったのかな」って思いはありました。
――今は、当時の決断を振り返ってどう感じていますか?
40代で子育ても終えて、孫もできて、仕事もしている。その一方で、当時の友人は私の孫と同じくらいの子育て真っただ中で、今は逆にみんなに羨ましがられてます。子育て中はもちろん大変でしたが、今ではこの選択をしてよかったと思えるようになりました。
#後編「タッキー弔問秘話、決め台詞『地獄に堕ちるわよ』に込めた細木数子の想い」へつづく
取材・文/木下未希













