「闇放送」状態の店も…会員制バーや野球居酒屋の本音
一方で、公式な契約を結ぶことが困難な個人経営のバーや郊外の店舗では、権利関係が不明確なまま店内放映を続ける「闇放送」とも呼べる実態が浮き彫りになっている。Instagramなどで「WBC観戦できます!」と大々的に宣伝する飲食店も少なくない。
都内のある会員制バーの店主は、次のように語る。
「うちは会員制だし、Netflix側にバレるということはそこまでないかなぁと。正直、これまでNetflixのドラマやAmazonプライムのスポーツ中継などを流してきたこともあるから、今回のWBCも著作権に触れるとは思わなかった。だって、昔からスポーツの大きな試合を流すことなんて、バーの歴史としてあったじゃん」
この店主によれば、放映による集客効果は絶大だという。
「やっぱり店内で流すことによって、お客さんの数は多くなります。平日の夜にもかかわらず、普段の1.5倍に増えたりもしますし。お客さんも喜んでくれるし、日本一丸となって応援したいからこれぐらいは見逃してほしいよね。
別にWBCにあやかって儲けようとしてるわけではない。あくまでお客さんに楽しんでもらえるようにしたいだけ。そもそもどうやって正式な手続きをするのか、やり方がわからない」
いっぽうで、地方の野球居酒屋はどうなのか。
「そもそも大画面にみんな集まって応援するのがスポーツ観戦の醍醐味でもあります。
商用利用が認められないことは知っている。ただ、店内で流して売上のためではなくお客さんと一緒に楽しい時間を過ごせたらいいじゃないかと思っている。都心部ではWBC警察という、WBCの放映をしているところをSNSで拡散する(闇放送狩り)をする人もいると聞くよ。みんないろいろなものに敏感になりすぎなのでは」(北関東・居酒屋店主)













