「婚活は就活と同じ」と捉える若者が増加
実際に「可能であれば160㎝以上の女性を希望」としている30代の婚活中の男性に話を聞いた。
「多くの男性が女性の顔を、女性は男性の身長を重要視してきていると思います。でも顔なんて化粧や整形でどうにでもなるじゃないですか。身長はそう簡単には伸ばせない。
やはり生まれてくる子どもにもそこそこの身長があった方がいいと思いますから。男女の身長差は12㎝差がちょうどいいと聞いたことがありますけど、僕は身長165㎝だし、同じくらいの目線の女性がいいです」
男性が女性にも身長の高さを求める理由を茂木さんはこう分析する。
「男性の多くが女性に身長の高さを求めるのは、将来に授かるかもしれないお子さんの身長のことも考えてのようですね。もはや婚活は就活と同じ感覚で、その後の結婚生活や家族計画などを同じ価値観の女性と作り上げていきたいと考える男性が増えている印象です。
それはもちろん女性も同じです。実は、最近は就活を終えた大学生が『自分の売り時はいつなのか』とお問い合わせしてくるケースもあります。つい先日も『すぐにでも準備したい』と23歳の男子学生が入会されました」
「婚活は就活と同じ」というのは斬新な響きだが、Z世代が求める理想の結婚像に寄り添う茂木さんの元には「『恋愛をする暇さえない』と思っている男女からの相談も多い」のだというからさらに驚きだ。
「かつては恋愛強者が結婚を早く勝ち取るとさえ言われていましたが、今はむしろ恋愛よりも『ちゃんとした人と出会って未来を共に歩んでいきたい』と思う男女が多いようです。
実際、先日、当会で交際成立し退会された冨田さん(仮名、37歳)は、一度目のご結婚で価値観の違いから離婚された経験があります」
冨田さんは言う。
「一度目の結婚は34歳の時でした。相手の方は大手企業に勤め年収も600万円と安定していました。ただ、食事は惣菜や、時には本人がファストフードで済ませていることもありました。食事以外の家事については、ある程度はやってくれていました。
健康面のこともあり、ファストフードを少し控えることなどについて話をしたことがありましたが、『好きなものを否定された』と受け取られてしまいました。
その後、『出ていく』と言われ、半年ほどで離婚となりました。あまりに突然のことで驚きました」
冨田さんはその後、しばらくの間はキャリアアップのための活動に力を入れて過ごし、37歳で婚活を再開した。
「次の結婚では、年収だけでなく、キャリアに対する考え方や、おたがいに話し合いができる関係かどうかを大切にしたいと思いました。そうしてご紹介いただけたのが運輸業界の技術職の方です。
大学生の時の恋愛のようなドキドキした感情とは少し違いますが、一緒にいて居心地が良く、安心できる関係です。おたがい自立して何でも話し合いながら決めることができ、ふたりでさまざまなことを楽しめます。価値観や人間性も近く、これ以上ない方だと思っています。
年収も600万円以上で安定していますし、二度目の結婚でようやく落ち着いた関係を築けていると感じています」













