発達障がいの児童の支援にも一役買っている

社会性やコミュニケーション力の向上のために、発達障がいなどを持つ子どもたちにドラムを教えることもあるという。

「児童発達支援・放課後等デイサービスを行なう企業からご依頼を受け、ドラムを教えに行ったり、教室に来てもらって叩いてもらう機会もあります。

最初は緊張したり、こちらに注目してくれない子もいますが、リズム遊びが始まると夢中になってくれます。まずは、リズムの核である4分音符を使った言葉遊び“魔法のリズム”をゲーム感覚で行ない、リズム感を鍛えます。口数の少ない子が声を発したり、過集中の特性が強い子が周囲に合わせて演奏を楽しむ姿も見受けられます」

ドラムを楽しむ小学生の生徒(写真/滝川氏提供)
ドラムを楽しむ小学生の生徒(写真/滝川氏提供)
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最後に、今年1月の日韓首脳会談での、高市早苗首相と韓国の李在明大統領のドラムセッションの反響について尋ねてみた。

「目に留まった人も少なくないようで、ドラムへの親近感・認知度が高まったように感じています。ギターなどに比べ、話題に上がることの少なかったドラムが注目されるのは嬉しいです。

スティックさえあれば誰もが叩けるドラムですが、続けると何万通りもある奏で方、その奥深さに魅了されるはず。機会があればぜひ叩いてみてほしい」

ちょっぴりハードルは高いけれど、メリットもたくさんあるドラム。高市首相効果もあり、まだまだスポットライトがあたる機会がありそうだ。

取材・文/山田千穂 集英社オンライン編集部ニュース班