ドラムを習うと脳が活性化し、コミュニケーション能力も上がる?
昨今のドラムブームについて、音楽事業を手掛ける株式会社GT MUSICの代表取締役でドラム講師も務める滝川岳氏に話を聞いた。
「GT MUSIC SCHOOLには、現在180名ほどの生徒が通っており、半数の90名ほどがドラムを習いにきています。そのうち、約3割が中学生以下の生徒さんです。
YouTubeでたまたま観たドラム演奏に惹かれて来る子、楽器店で試しに叩かせてもらい魅了された子、親御さんが音楽関係者で興味を持たれた子など、きっかけは様々です。
中には、『サッカーは挫折をしてしまったが、ドラムなら楽しく継続して習えるのでは』と通い始めてくれた子もいます。叩けば音が出るドラムは、他の楽器よりハードルが低く、演奏する楽しさを感じやすいんです。
新型コロナウイルスの影響も大きいと感じています。コロナ禍の巣ごもり需要でドラム人気が高まり、2020年は電子ドラムが前年比の2.6倍売れたそうです。スクールに通う生徒の中にはご自宅に電子ドラムがある子も増えています。特別なものだったドラムが身近なものになりました」
ドラムを習いたい生徒の増加で、GT MUSIC SCHOOLでは新たに5階建てのスクール施設を建築中だという。ドラム人口の増加には、“叩けば音が出る”ことで、楽譜が読めなくても楽しめるという特性も影響しているようだ。
「足で踏むとドンと大太鼓(バスドラム)が鳴り、手元には小太鼓(スネアドラム)やシンバルがあります。本来はそれぞれの楽器を4人で奏でていたはずのものが、両手両足を使い4人分を1人で操っているようで、アンサンブル(合奏)を1人で体感できてしまう。達成感も感じやすいんです。
“楽しくリズム感を育む”ことを大切に1人1人に合わせて一対一で教えています。リズム感は、生まれ持ったものだという方もいますが、環境を整え、そこに身を置けば身につくものです」
また、ドラムには演奏することによる副産物も多いという。
「両手両足を同時に動かすため、脳の活性化につながり集中力・記憶力が鍛えられることが期待できます。音楽の土台となるリズム感が育まれるのはもちろん、全身運動なので、エネルギーの発散により心身の健康に良い影響を与えます。スティックコントロールで反射神経が鍛えられるようで、他のスポーツに良い影響があったという声も聞きました」














