年始から秋葉原がゴミだらけ

日本、特に都心部における路上ゴミ問題は、ここ数年で深刻さを増している。その現状を象徴する出来事のひとつが、年始の秋葉原で起きていた。

正月三が日の秋葉原。朝から福袋を求める人々でごった返し、日本有数の観光地としての熱気に包まれていた。その一方で、路上の一角にはゴミ袋や食べ捨てられた飲食物の容器が積み上がる。植え込みの中や歩道の隅など、本来ゴミを捨てる場所ではないところにゴミが散乱していた。

2026年1月1日の秋葉原の様子
2026年1月1日の秋葉原の様子
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この状況に声を上げたのが、秋葉原駅前でインフォメーション業務を担う「秋葉原駅前インフォメーション(通称・秋葉原案内所)」だった。

案内所の公式Xは年始に、「駅前周辺の掃除をお手伝いして頂ける方いらっしゃいますでしょうか」「あまりにもひどいのですが、1人で掃除できる量ではありません」と投稿。清掃ボランティアを募る呼びかけは瞬く間に拡散され、現場に有志が集まった。

投稿とともに共有された写真には、路上に散乱したたくさんのゴミが写っており、その光景は多くの人に衝撃を与えた。SNS上には、

「どういうつもりで、こんな大量に捨てていくのか理解できない」
「千代田区さん、本気で対策しないと秋葉原が廃れていく」
「外国人観光客が増えたからか 日本人の民度が下がったのか 街に確実にゴミが増えている」

といった声が相次いだ。

秋葉原案内所が清掃活動を始めたのは、今回が初めてではない。実は約1年前から、有志による清掃を継続してきた。

活動のきっかけは、駅近くの喫煙所周辺に散乱していた大量のタバコの吸い殻だ。

「ゴミが散乱する秋葉原の現状をXで発信すると反響はありましたが、伝えるだけでは何も変わらないと感じました。そこで、業務の合間を見てスタッフと一緒に清掃を始めたのが最初です」(秋葉原案内所担当者、以下同)

清掃を続けるうちに、通行人や近隣店舗から声をかけられたり、飲み物の差し入れを受けたりすることも増えていった。そんなとき、「こちらから声をかければ、一緒に参加してくれる人がいるのではないかと思い至りました」という。