個室サウナ業界に大打撃「予約のキャンセルも続出しています」
サウナタイガーは2022年8月にオープンし、月額で最大39万円のプランを用意し、食べ飲み放題のオールインクルーシブの店舗だ。開店当時は創業者であるA氏がかじを取っていたものの、2024年12月に代表取締役社長を辞任。その後はB氏がオーナー兼社長に就任した。
A氏は創業当初のプレスリリースで、「サウナ歴が25年ということもあり、長い間プライベートサウナを作りたいという思いがありました」と記載している。
ところが、東京都内のサウナ店に長年勤める男性従業員は腑に落ちない様子だ。
「L字型の取っ手を設置するなんてこの業界ではほとんどない。押し板と言われる手を当てるだけで開閉ができるプレートだったり、取っ手を押すだけでドアが開けられるものが主流です。何かあったときのことを考えると、リスクが大きいですから。
また、非常用ボタンの電源を入れていなかったのは論外。ウチではオープン前に毎日必ず動作確認を行なっています。25年間もサウナに通っていたならば、当たり前にわかっていたことではないでしょうか」
あるサウナ店の経営者も、サウナタイガーの経営に難色を示す。
「いま個室サウナの風当たりが強く、予約のキャンセルも続出しています。各店舗でお客さまが離れないよう割引キャンペーンなどをして、客足をなんとかつなぎ留めている状況です。
実はサウナタイガーさんとは業界内であまり付き合いがなく、誰が経営しているのか全くわからなかったし、A氏やB氏のことはあまり知りません。
開業当初は、有名プロ野球選手や格闘家、芸能人など多くの開店祝いの花が届いていたことから、一体どんな人が経営しているのかと話題にはなりましたが...」
A氏はもともと貴金属などの訪問買い取りを行なう会社の経営者だという。サウナタイガーの開業当初はSNSの宣伝にも力を入れていた。













