日々の「0.1秒」を大切にする生活
選手たちは寮生活を送りながら、陸上競技のトレーニングに励んでいます。日々、どんな生活を過ごしているのか、お話しましょう。
朝は5時10分に起床します。朝練習の準備をして、グラウンド(クロスカントリーコース)に各自で移動。朝練習自体は5時55分に集合して行います。寮からグラウンドまでは約1.5km。トラブルがあるといけないので、最も安全なルートを指定しています。時々、ズルして近道でいく子どもがいるので、そのときは厳しく指導します。やった事実を責めるよりも、なぜ、その道を指定しているのか。子どもたちにしっかり伝えるようにしています。
そこからウォーミングアップ、ラダーやドリルなどをして6kmジョグと流しをして、寮に戻ります。寮の前で補強をして、練習が終わるのが7時半前ぐらいですかね。7時半から朝食を取れるようになっているので、各自で食べます。なお食事は業者さんに栄養バランスのとれたものを提供していただいています。
朝は8時00分~15分が掃除の時間です。自分の部屋ではなく、寮の共用部分をやります。玄関、廊下、食堂、トイレ、お風呂、洗面所などですね。各班で分担して行います。
本校の授業が始まるのは8時35分なので、8時25分までに寮を出るようなかたちです。寮から学校までは400mくらいですから、ゆっくり歩いても5分ほどで到着します。
授業が終わった後は本練習の準備で一度、寮に戻ります。それが15時35~40分ぐらいですね。学校に荷物を置いて、ポイント練習はグラウンドに16時20分集合で行います。
練習終わりの集合が19時です。19時15分から夕食を取れるようになっているので、各自で済ませた後は、自由時間です。特に指定はしていないので、その間に入浴して、部屋でスマホをいじったりしています。
20時30~50分に夜の掃除があります。その後は寝る準備に入って、点呼・消灯が21時10分です。中学生が見学に来ると、消灯時間の早さに驚きますね(笑)。
ただ部屋の電気を消した後も、ストレッチや補強など、ひとりで静かに過ごすのはOKです。あと食堂を22時50分まで開放しているので、勉強したい子はそこでできるようになっています。
我々はタイムを争う競技をやっているので、「時間」に関しては、子どもたちに厳しく言っています。だからといって、何かペナルティを与えるようなことはしていません。遅刻に対しては、正当な理由や事情があれば、こちらも受け入れますが、何か言い訳する場合は、遅れた事実よりもそういうことに対して厳しく指導しています。
2007年の全国高校駅伝で本校は0秒差で仙台育英高校に敗れました。過去の全国高校駅伝を振り返っても同タイムで負けたチームは我々しかありません。一般的には「1分、1秒を大切にしなさい」と言われることが多いですけど、佐久長聖は「0.1秒、0.01秒を大切にしなさい」と言っています。それくらい時間の大切さを子どもたちに伝えています。













