悪い情報に接しても怒鳴ってはいけない

大切なのは、「人を信じてもいいけれど、人のすることは信じてはいけない」ということです。人は時に間違えるのです。してはいけないことや、する必要のないことをしてしまう。ところが、それを理解せずに相手の言うことを鵜吞みにすると、今度は自分が痛い目に遭ってしまいます。

私は日産自動車時代にも、その後の日本コカ・コーラ時代にも、現場に近いところで仕事をしていましたから、細かなところまで何度も現場に確認していました。できているはずだと確認を怠ると、部品の供給不足などで工場が止まってしまうといった修羅場に陥る危険性がある仕事だったから、なおさらでした。

だからこそ、「人を信じてもいいけれど、人のすることは信じてはいけない」のです。たとえ部下に嫌がられたとしても、細かなことだったとしても、度々チェックする。さりげなく、「あれはどうなった?」「大丈夫だった?」とこまめに報告を求める。

写真はイメージです (写真/Shutterstock)
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部下からすれば、信用してもらっていないのか、と思ってしまうかもしれない。しかし、部下は信用しているけれど、人間ですからうっかりミスも起こりうるわけです。それをリーダーは忘れてはいけません。私は、よく「何か手伝うことはない?」と聞いていました。「どうなった?」よりもやわらかく進捗確認できます。

一次情報が歪められてしまう可能性だってありえます。そういうことが起こりうるという前提で、リーダーは情報に接しなければいけないということです。

悪い情報に接したら、まずは「教えてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えなくてはなりません。怒鳴ったりすれば、以後、悪い情報は入りにくくなってしまいます。

新版「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
岩田 松雄
新版「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
2025/11/28
1,650円(税込)
272ページ
ISBN: 978-4763142696

スターバックスでCEOを務めた著者が語る、
まわりに推されてリーダーになる方法。


「リーダー」と聞いてあなたは、どんな姿を想像するでしょうか?
生まれつき、強いリーダーシップを持ち、プレゼンテーションも見事で、とにかくオレについてこい、というカリスマ的な雰囲気を漂わせているのがリーダーなのではないか。でも、自分はとてもそんなふうにはなれない……と悩んでいる方もいるかもしれません。

著者の岩田さんは、誰でもリーダーになれる、と断言します。
本書は、華麗な経歴を持ちながらも、「普通のおじさん」と自認する著者が教える、「まわりに推されてリーダーになる方法」を51項目にまとめたものです。

管理職や経営者の方はもちろん、新しくチームリーダーになった方、初めて後輩ができた方、などあらゆるリーダーに役立つ情報が満載の一冊です!


【目次より】
第1章 リーダーは、かっこいいとは限らない
第2章 リーダーは、饒舌でなくてもかまわない
第3章 リーダーは、部下と飲みに行かない
第4章 リーダーは、人のすることは信じてはいけない
第5章 リーダーは、立ち止まらなければいけない
第6章 リーダーは、多読家である必要はない
第7章 リーダーは、弱くてもかまわない

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