銚子商業ナイン、それぞれの江川評
真の怪物江川となったこの試合、当時の銚子商業レギュラーナインはどう感じていたのか。
一番ライト 多部田英樹「怖いくらい威圧感があった。軸足を上げる(ヒールアップ)から2メートル近くなったんじゃないか」4打数0安打1三振
二番サード 宮内英雄「俺の打席では4、5割の力で投げてたんでしょうが、それでも、なんじゃこれって球でした」3打数0安打2三振
三番ショート 磯村政治「バッターボックス入ったら異様なオーラを感じましたよ。カーブなんて2階からズドーンとくる感じで。真っすぐも凄いですから。今までやったなかで最高のピッチャーですね。そのままプロ入ってたら即20勝ですよ」3打数0安打 2三振
四番センター 飯野哲也「直球とカーブの見極めが全然できない。特に低めの球がボールだと思ったのが、ホップしてすべてストライク。初めて見た球でした」3打数0安打 3三振
五番キャッチャー 木川博史「フォームがゆっくりしてるのに球が速いから、とにかくバットを短く持ってベースに付いて右方向へと思ったんですが、細工が通じない。スケールの違うボールでした」3打数0安打2三振
六番ファースト 岩井美樹「当時のプロ野球界の誰よりも速かったんじゃないですか!」2打数0安打2三振1四球
七番レフト 青野達也「真っすぐ狙って1、2、3で打ったという感じですね。とにかく江川以上のピッチャーにあったことがありません」3打数1安打2三振
八番セカンド 宮内清「二打席だったんですけど、配球同じなんです。ストレート、ストレート、1球外してカーブ。配球わかってても打てないんですから、もう凄いというしかない」2打数0安打2三振
九番ピッチャー 飯田三夫「真っすぐとカーブしかないけど、今まで見たことがない球がきました。あれだけのボール投げる奴ってもう出て来ないでしょ」2打数0安打2三振
九番ピッチャー 土屋正勝(九回のみ登板)「高校生でこんなのいるのかなと思いました。真っすぐもカーブも速かった。本当に凄かったよ、マンガの世界だもん」1打数0安打1三振
江川の投球内容は、打者29人に対し被安打1、四球1、内野ゴロ3、内野フライ2、外野フライ2、20奪三振。4対0 作新学院の完勝。
二回に二死から岩井(元国際武道大監督)がフォアボールで出塁した時に、完全試合を阻止できたと斉藤監督は胸を撫で下ろした。そしてベンチに戻ってきた岩井に「よく選んだ」と褒めたという。













