知っておきたいカフェインの作用

朝食のコーヒーで1日をスタートさせ、仕事をしながら何杯も飲む人。食後のコーヒーが欠かせない人、コーヒー好きを通り越してコーヒー依存になっている人は思いのほか大勢いらっしゃいます。

コーヒーやお茶など、食品としてのカフェインの使用は法的に問題がありません。ですから日常的な飲み物として身近にあります。小さな子どもが水分補給にほうじ茶やウーロン茶を飲んでいる姿も見かけます。どちらもカフェインが含まれています。

しかしカフェインそのものは中枢興奮・鎮痛剤として医療用にも使われるほど強い作用があり、過剰摂取には注意が必要です。依存性、中毒性があり、過剰摂取による急性中毒で死亡事故も起きています。大量ではなくても、日常的に摂取することで確実に自律神経を乱します。

写真/shutterstock 写真はイメージです
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体調不良をごまかすためのカフェイン摂取のメリットはまったくない、といっても過言ではありません。

ただ、カフェインの影響には個人差があります。人によってはどれだけ飲んでも平気という人もいれば、ほうじ茶1杯で動悸が出るという人もいます。

カフェインへの感受性には個人差があり、いくつもの遺伝子の特徴が影響し合うことによってカフェインの代謝速度や自律神経への感受性が異なるからです。またそのときの体調にも大きく影響されます。

原因不明の不整脈が出るという人が、じつはカフェインのとりすぎだったというケースは日常の診療ではよく見かけます。不安感が強い、パニック障害があるという場合も、カフェインによる交感神経過緊張が「後押し」をしている可能性があります。

いずれにしてもカフェインを日常的に摂取している人は、まずは10日ほどカフェインオフチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。日常生活をカフェインの力に頼っていないのであれば、なおさら問題なくチャレンジできるはずです。

そして体調がどう変化するか、観察してみることをおすすめします。

もし試すのであれば、カフェインレスと書かれたものでは意味がありません。カフェインレスは微量のカフェインを含んでいるので、すべてノンカフェインにしてください。

念のため、大切な用事のある前日からのスタートは避けたほうがいいでしょう。体内から急にカフェインがなくなることで集中力がなくなる、ぐったりする、頭痛がひどくなるなどの症状が出ることがあるからです。これらはカフェインの離脱症状です。普段の活動がじつはカフェインのバックアップなしではできなくなっているということです。

気分の9割は血糖値
小池雅美
気分の9割は血糖値
2025/10/22
1,650円(税込)
232ページ
ISBN: 978-4492048085

気分の上がり下がりのカギは、血糖値が握っている。
何があっても動じない人は、血糖値が整っている。

意外かもしれませんが、血糖値はメンタル・体調とダイレクトにつながっています。
食後の眠気、夕方のイライラ、寝ても疲れがとれない、夜中の2時ごろ起きてしまう。
平日はコーヒーを何杯も飲んでがんばり、土日はダウン。焦燥感がぬぐえない。
そんな不調の根っこはじつは全部同じで「血糖値の乱高下」による自律神経への負担などから起こっていることがあります。

この本の目的は、「血糖コントロール」によって日々の不調をいっきに解決し、
あなたのもつ本来のポテンシャルを引き出すこと。
そして、ビジネスにおいて、ひいては人生においてベストパフォーマンスを出せるようお手伝いをすることです。

血糖値と気分はほぼリンクしています。そして、血糖値は自律神経ともリンクしています。
「血糖値が下がる(エネルギー切れ)=生命にとっての危機」であり、さまざまな不調の原因になりかねません。
それを逆手にとれば、仕事の成功や人間関係にも使うことができます。

本書では、静かでぶれない淡々とした状態=本物の元気を手に入れる方法をお伝えします。

【目次情報】
はじめに 
第1章 「血糖値」を無視して最高の体調は手に入らない
第2章 「カフェイン」と「鉄不足」が体調をさらに悪化させる
第3章 血糖と自律神経が整い、パフォーマンスを上げる食べ方
第4章 血糖値が整う生活習慣とストレスコントロール
第5章 「血糖コントロール」で仕事のパフォーマンスを最大化する
第6章 「ゼロポイント」で最強の自分になる
おわりに

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