「ダウンタウン」という冠名なのにそれぞれソロで出演…
11月9日放送の企画は「ヒッチハイクで耳寄り情報ゲットドライブ2」。浜田雅功、ココリコ、月亭方正のレギュラー4人がゲストを車に乗せてトークする構成。松本不在になってからは、このようにゲストを招いたり、過去の人気企画の続編を行なうことが多くなった。
そして番組の終盤にはこれまたお決まりのように、テロップで「企画構成・松本人志」というクレジットが流れる。ダウンタウン二人のオープニング映像で始まり、最後に松本の名前が流れる――このスタンスは変わらない。
番組内でも松本を腫れ物扱いすることはなく、自然に話題に上る。いつ戻ってきても大丈夫なように、まるで形を保ったまま主人の帰りを待っている番組のようだ。
そんな中、インターネット配信サービス『DOWNTOWN+』が11月1日からスタートした。松本人志の活動再開の場として、彼がプロデュースした企画を次々と展開。さらに、「ガキ使」の“オープニングトーク”など、過去の出演番組のアーカイブ映像もここで配信されている。
オリジナル企画「7:3トーク」「芯くったら負け!実のない話トーナメント」「Money is Time」などは、ファンから「ガキ使みたい」とも言われている。『DOWNTOWN+』の企画も、『ガキ使』の企画も松本が考えている以上、それは当然のことだろう。
つまり現在の構図はこうだ。
・松本が企画したのに本人が不在の『ガキ使』
・松本が企画して出演しているが浜田が不在の『DOWNTOWN+』
“ダウンタウン”という名前が、左右に割れたまま別々に動いている。
『DOWNTOWN+』の初動は好調だが、サブスクの難しさは“継続”にあり、ユーザーの関心を引くブーストを定期的に行なう必要がある。最初のブーストはもちろん、「松本人志が戻ってきた」という事実そのものだった。
そして次のブーストとして考えられるのが、浜田雅功だ。当初、『DOWNTOWN+』がダウンタウンの新たな活動拠点になると誰もが予想していたが、現状では新規企画の中に浜田の姿はない。これは、意図的な温存とも見える。もし約2年ぶりの二人の共演が実現すれば、間違いなく話題は再燃し、サブスクとしての勢いも加速するだろう。



















