「盗撮は一度もしていない」と供述を翻して…
「本校を卒業したプロ野球選手がメジャーリーグで大活躍され、学校をあげて喜んでいたタイミングでの容疑者の逮捕…。生徒も教師とも余計に落胆していますし、本当に残念です」
逮捕された甲斐容疑者が勤務する小学校のある関係者は、信じていた教師の逮捕に声を詰らせた。小学校は、メジャーリーグで今年大活躍したあるプロ野球選手の出身校でもあり、事件発覚以前は街をあげて“お祭り状態”だったという。
これまで小学生の通学を見守ってきた近隣の店舗店主も、「なんてことをしてくれたんだ」と憤りを隠さない。
備前市教育委員会によると甲斐容疑者は2023年4月1日からの新採用で、現在は3年生の担任をつとめていた。
「科目は算数を担当していました。これまで勤務態度に大きな問題があるといったこともなく、逮捕前についてもおかしな様子はなかったと学校から報告を受けています」
幸いにも小学校からは、校内で小型カメラが見つかったり、盗撮が行われた旨の報告は上がってないという。
「備前市ではスマホについては職員室に置いておくこと、勤務時間内については使用禁止という校内ルールを徹底していました。校内で盗撮行為が行われた事実はありませんが、児童、生徒からすると今まで担任の先生だったとか学校の先生だった人がそういった行為に及んでいたことになるのでそこの心のケアを十分しないといけないと考えております」(同前)
甲斐容疑者は逮捕前の家宅捜索時に、「(一連の教員の逮捕を受け)怖くなった。インターネット上で入手した盗撮動画などを保存したUSBメモリーを処分した」とし、「盗撮をしていた」と話していたという。
「ところが逮捕直前になると、甲斐容疑者は『盗撮は一度もしていない』と供述を翻しています。ただ、逮捕後の調べに対しては女子児童が着替えをする動画1点を所持していたことを認め、『性的欲求を満たすために保管していた』『私のようなロリコンにとってはお宝みたいなものなので、処分するのが惜しかった』と供述しています」(社会部記者)













