再配達の削減に有効な手段は…

さらにボックスに鍵や暗証番号を組み込み、IoT技術を活用すれば、セキュリティは一段と強化される。

「ボックスに鍵や暗証番号管理を組み込むことで、配達員以外の第三者が触れられない仕組みが担保されます。利便性の面でも、住民は不在時に荷物を確実に受け取れるため、再配達に伴うストレスが軽減されます。

今後は『スマホ通知』や『履歴管理』と組み合わせることで、より高い安全性と利便性を実現できるでしょう。宅配ボックスは、防犯性・効率性・環境配慮の三拍子をそろえた現実的解決策です」

宅配システムの今後 課題は山積み(画像はイメージです)
宅配システムの今後 課題は山積み(画像はイメージです)
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宅配の仕組みは、生活の変化に合わせて、これからも形を変えていかざるを得ないだろう。さまざまな課題を前に、便利さを求めるだけではなく、防犯や安心とのバランスをどう取るかが問われている。

取材・文/集英社オンライン編集部