「宮迫ですッ!」でのリニューアル企画後の焼肉たむらの現在
──アテンド報道があった同じ年に、経営する「焼肉たむら」がコロナの影響や、原材料や人件費の高騰、インバウンド需要を取り込めていないなどの理由で、経営状態が深刻だと宮迫博之さんのYouTubeチャンネルを通じてカミングアウトされていました。
このままでは店がつぶれる、という強い危機感がありました。創業から17年やってきて、ここまでついてきてくれた従業員を路頭に迷わせるわけにはいかない。だから、焼肉たむらのリニューアルを決意しました。
──2024年10月に「焼肉たむら」再生プロジェクトが始まり、全店舗をリニューアル。牛宮城のプロデューサー・本田大輝さんのチームの協力により、2025年1月には黒字化を達成したと発表されていました。プロジェクトのスタートから約1年経って、現在の経営はどのような状態ですか?
正直びっくりするぐらいお客さんが来てくれています。最初はYouTubeを観て応援のために来てくれたお客様が多かったんですが、自分で言うのもなんですが、名物がほんまにおいしくて、それを目当てに戻ってきてくれるようになりました。全店舗好調で、リピーター率は30%以上と、今もすごくいい状況です。
17年続けてきたけど、今の飲食業のやり方にアップデートできてなかったんですよね。本田さんの助けがなかったら終わってたと思うので、本当に感謝しています。
実は僕、コンサルって好きじゃなかったんです。あれ、ほんまなん?って不信感があって(笑)。でも今回のチームは真剣に取り組んでくださって、おいしい名物もきっちりつくってくれた。何より、社員の心に火をつけてくれたのが大きかった。コンサルって、ほんまにあるんやなって思いました。