成⽥空港の保安検査場に⼊っていったハズが…
捜査線上にパク容疑者が浮上したのは、警視庁が二人の間のトラブルを把握していたためだ。その事情を警視庁担当記者が話す。
「2人は日本語学習アプリで知り合い、今年4月から付き合っていました。パク容疑者は8月23日に韓国から入国し、バンさんの自宅に滞在していたのですが、そこでバンさんから別れ話が出たためパク容疑者は暴力をふるっていたようです。
そして8月29日未明、バンさんは三田署管内の交番を訪れ『韓国から来た彼氏に居酒屋で別れたいと言うと怒って(自分の)家に帰ってしまった。2日前には暴力も振るわれた。』と相談しています。
そこで警察官はバンさんのマンションでパク容疑者に近づかないよう注意し、バンさんには知人宅に避難することなどを助言しました」(警視庁担当記者)
警察官の注意を受けたパク容疑者はおとなしく従うふりをしたが、実際にはストーカー行為をエスカレートさせただけだった。
「当初、注意を受けたパク容疑者は『⼤阪観光をして帰国する』と言い出したため、警察官が東京駅まで付き添い、新幹線に乗るのを見届けたんです。
ところがパク容疑者は翌30日にはバンさんのマンションにまたやって来たので、管理⼈が通報しました。そこで今度は警察官がパク容疑者を成⽥空港まで連れて行き、保安検査場に⼊っていくところまで確認していたのです」(同記者)
しかしこの時もパク容疑者は帰国せずに保安検査場から出たようだ。自宅マンションへ行くと管理人に通報されるという“教訓”を得たパク容疑者は、バンさんの仕事の関係先で襲撃を実行した。